仕事のストレスによるメンタルヘルスの不調が社会問題になっているようです。
ただ、ストレスは一概に悪いものだけではないということが様々なデータにより証明されています。
例えばある調査では、ストレスを多く経験した人ほど人生に生きがいを感じる傾向が見られ、日常を非常に退屈だと答えた中高年男性では、その後20年間で心臓疾患で死亡するリスクが2倍以上も高くなったというものがあります。
ニーチェの言葉に「人は病そのものより、病であるという事実に苦しめられる。」というのがあります。日本人はこの言葉の中の「病」を「ストレス」に置き換えたような、ストレス=悪と決めつけるきらいがあるようです。
ストレスをより良い方向に動かしていくよう有効活用する必要があるのではないでしょうか。もちろんそこに漢方はとても有効であると言えます。
(桂店 ともき)