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安藤漢方薬局ブログ

2024年 6月

夏の冷え

6月も下旬に差し掛かり、やっと梅雨入りしましたね。

気温も段々と上がってきて、汗が止まらなくなる時があります。

暑い夏は冷え症と関係がないように思う方がいらっしゃると思いますが、実は現代にとって夏場の冷えは深刻でご相談件数も多くなります。

じめじめする梅雨の湿度も冷えの原因になります。

冷えの症状は人によってさまざまですが、手足の末端や下半身、胃や腸などの内臓、全身、とあらゆる部分に冷えを感じます。

夕方になると足がむくむ、体が重くてだるくなる、集中力が続かない、食欲がわかない、下痢や便秘をしやすいなどの症状は冷えからきているかもしれません。

「冷え症」があると疲れやすくなるのは、冷えにより血管が縮み、血流が悪化し、血液によって運ばれるはずの栄養素や酸素が運ばれなくなるからです。

血の流れが悪くなり滞っている状態を「瘀血(おけつ)(悪血)」といいます。

瘀血があると、老廃物(毒)が排泄されず溜まったままなので、顔色のくすみ、不眠、長引く疲労、精神の疲労、めまい、肩こり、痔(じ)や女性の月経障害などが生じると考えられます。

冷えの解消は、身体の代謝をよくして疲労回復につながるだけでなく、健康に毎日を過ごすために必要です。

改善・回復のために、紫華栄(しかろん)を是非お使いください。

紫華栄は「8つの生薬」からなる虚弱体質、肉体疲労、病中病後、胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え症、発育症などに効果を発揮する滋養強壮保健薬です。

この「8つの生薬」の働きは、主に生命力や抵抗力を補う「扶正(ふせい)」と、老廃物など不要なものを取り除く「袪邪(きょじゃ)」の2つにわけることができます。

扶正の働きを持つ生薬にはニンジン・オウギ・トウキ・センキュウ、袪邪の働きを持つ生薬にはシコン・ジュウヤク・ヨクイニンがあり、ここにカンゾウが加わります。

シコンとは、ムラサキの根で「紫根」と表します。

シコンは内臓に入り込んだ邪気(悪い気)を除き、正気(良い気)を増すことで、体の力を補い、諸種の排泄作用を調え、水分を良く流通させます。

つまり、シコンには腫れたり、痛んだりする症状を緩和させて、さらに血をきれいにする働きがあり、皮膚や内臓を健康に調えるのに役立ちます。

嵐山店 ひかり

自己免疫疾患、糖尿病、免疫低下のご相談は、京都市 西京区 安藤漢方薬局

スクアレン

先日、サメミロン(活性スクアレン)の勉強会に参加しました。

スクアレンは酸素を運ぶはたらきがあることで知られていますが、その作用機序は、免疫調整・強化作用、細胞賦活作用、抗酸化(浄化)作用、浸透作用、鎮痛作用、殺菌作用などとても幅広いものがあります。


スクアレンは深海サメの脂質ですので、脂(あぶら)というイメージを持たれていますが、実は不飽和炭化水素という物質です。

体内で水素と結びつき安定して巡り、糖代謝やアミノ酸合成にも関わっていることがわかっています。

自律神経の乱れや不規則な食事・生活習慣のために糖のエネルギー代謝がこわれていると、細胞の中のミトコンドリアは活性を失って、生体を維持するためのホルモンやビタミン、細胞膜などが作れなくなります。

スクアレンは私たち人間の体の中にも存在していますが、加齢や化学薬品などの影響で減ってしまいます。

体の中の代謝物を作り、コレステロールのバランスを整える働きがあります。

コレステロールと聞くと悪いものという印象をお持ちの方が多くいらっしゃると思いますが、実は体にとってとても大切な働きをしています。

男性ホルモン、女性ホルモン、副腎皮質ホルモン、活性ビタミンD3、胆汁酸成分などを作り、生体膜の合成材料でもあります。

ですので摂りすぎた場合は脂質異常、動脈硬化、心筋梗塞に注意といわれてしまいがちですが、不足した場合には、免疫力の低下、脳出血やがんのリスクが高まります。

コレステロール値は下げればよいというものではなく、HDLコレステロールとLDLコレステロールのバランスが大切です。

肝臓でさまざまなものに合成され、体の各機能をささえます。

また、異常に蓄積したコレステロールを除去する働きもあります。

スクアレンは、コレステロールの働きをコントロールするような物質といえると思います。

嵐山店 ひかり

自己免疫疾患、糖尿病、免疫低下のご相談は、京都市 西京区 安藤漢方薬局

梅雨が迫ってきました

九州地方や四国地方が梅雨入りしたとニュースで見ました。

今年は例年に比べて、梅雨入りの時期が遅いらしいです。

この時期は胃腸に影響が出やすくなるので、胃腸の弱い方は要注意です。

気温も高くなってきて冷たいものを欲するようになりますが、暑いからといって冷たいものを取りすぎると内臓を冷やすことになります。

内臓が冷えると働きが低下し、水分代謝が低下します。

身体を温める食事を心がけ、よく咀嚼して胃に負担をかけないように気を付けましょう。

温かい松寿仙が胃腸を温めてくれます。(夏場は常温でもかまいません)

また、程よく汗が出るくらいの運動やストレッチなどをして血液の循環を良くすることも大切です。

睡眠不足は自律神経を乱し体調不良に繋がります。

睡眠をしっかり取り胃腸を休ませましょう。

消化促進に役立つショウガやニンニク、スパイスなどの辛味食材、おくら・山芋・モロヘイヤ・納豆などを食事に取り入れることもおススメです。(おくらやモロヘイヤなどのネバネバ食材は胃腸の粘膜も強くしてくれます!)

嵐山店 ひかり

自己免疫疾患、糖尿病、免疫低下のご相談は、京都市 西京区 安藤漢方薬局

必要なもの

毎月、漢方処方の勉強会に参加しています。

毎回いくつかの漢方処方について学びます。

テキストや能書に書かれている効能だけでなく、本来その処方が持っている作用とどのような体質・証の人に適しているのか、というお話はたいへん興味深い内容です。

そして、そのエキス顆粒をお湯に溶かしたものを実際に飲んで体感します。

顆粒をお湯に溶かしたときの湯気やかおりの中にも効能があるという方もありますので、自分で実際に体感することはとても大切と感じています。

古来の漢方薬は煎じ薬だったので、家中にかおりが立ち込めて、飲むまでに効いてたかも?

コロナ禍を経ていろんな勉強会がハイブリッドになりましたが、実際を体験できるのはリアル参加の良さですね。

講師の先生のお話で印象に残ったことは、どんなに小さい子供でも犬でも自分に必要なものはわかるということです。

確かに、皮膚の弱い我が家のワンちゃんも紫華栄(シカロン)は美味しいらしく、手のひらに出した顆粒を喜んで舐めます。

自分のカラダにとって良いことが本能的にわかっているのですね。

嵐山店 ひかり

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