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安藤漢方薬局ブログ

バランス

「病は気から」という言葉があります。

その言葉が正しく理解されているのかな、と疑問に思うことがあります。

「その人自身が弱いから」というような意味で、使われる場面に出くわしたことがあるからです。

「気」というものは他者が決めつけるものではありません。

漢方医学は、体は「気・血・水」の3つの要素でなりたっているという考え方を大切にします。

「気」は目に見えない生命の根源的なエネルギーといったもので、元気・気力・気合の気です。

「血」と「水」は、どちらも体内を巡る体液で体を潤して栄養を与えます。

赤い色が「血」、無色が「水」、現代で意味する血液と水分と考えるとわかりやすいと思います。

気・血・水は、元をたどれば「万物は気によってできている」という東洋の考え方が大前提にあり、血も水も気から変化したとされています。

しかし、気だけが充分あれば良いのかというとそうではありません。

3つのバランスが乱れると「冷え」などの不調が生じます。

「冷え」は未病の代表的な症状です。

「未病」とはまだ病気になっていない状態、病気と健康の間を意味します。

検査数値などに問題はなく、病気ではないけれど、痛みやつらさ、不快感などの自覚症状を抱え悩んでいる人が少なからずいらっしゃいます。

このような不調の症状は、個人的な感覚なので、第三者は共感しづらく、職場や家庭内でも理解を得られずに抱え込んでしまいがちになります。

思いやりのある社会になれば、つらさを抱えている人が少しでも減るのではないでしょうか。

悩みを抱えておられる方に、寄り添えるお店でありたいと思います。

                             嵐山店 ひかり

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子宮内膜症

生理に伴う不調や生理痛のご相談は店頭でも多く、子宮内膜症との診断をうけて来店されるケースも増えています。

現在、子宮内膜症は生理のある女性の10人に1人が発症しているといわれています。

子宮の内膜を覆う子宮内膜は、毎月、妊娠に備えて増殖して厚くなり、妊娠しないと血液とともに月経血として体外に排出されます。

ところが、月経血が子宮内を逆流して、卵巣の表面、直腸や膀胱と子宮の間などの子宮以外の場所に小さな固まりになって付着することがあります。

そうした状態が続くと、子宮内膜に似た組織(子宮内膜症組織)が、子宮内膜以外の場所に増殖してしまいます。

実は、月経血の逆流は、90%以上の女性に起こっていますが、必ず発症するわけではありません。

発症する人としない人のどこに違いがあるのかははっきりしていません。

子宮内膜症の症状をセルフチェックしてみましょう。

「激しい生理痛」「以前より生理痛がひどい」「痛み止め(鎮痛薬)が効きにくい」「痛み止め(鎮痛薬)の量が増えてきた」「生理の時以外にも腹痛がある」「排便時に痛みがある(排便痛)」「なかなか妊娠しない」などの症状が現れます。

また、月経血の逆流が原因であるため、生理の回数を多く経験するほど発症のリスクが増えます。

そのため、最近の「初経の低年齢化」「初産年齢の高齢化」「妊娠・出産回数の減少」もリスクになります。

初経の低年齢化の要因はいくつかありますが、成長過程の栄養状態が良くなっていることと、それに伴って思春期の身長や体重が増していることなどが考えられます。

この様に現代人は昔の人に比べて、生理の回数が多くなっています。

発症した場所では、子宮内膜症組織が増殖することで生理のたびに出血や炎症を繰り返します。

そのような炎症は、子宮を強く収縮させるプロスタグランジン(痛み物質)という物質の分泌を増やし、強い生理痛の原因になります。

また、子宮内膜症組織と子宮周辺の臓器の癒着による引きつれや炎症によっても痛みが起こります。

痛みは、内臓の神経を介しているので、下肢部全体の痛みや腰痛として感じられます。

また、子宮内膜症組織が直腸と子宮の間にできると排便痛や性交痛が生じます。

子宮内膜症でも、軽症であれば自然に妊娠ができますが、卵管の周囲に癒着が起こると、卵管が卵子を取り込めなくなって、受精ができなくなります。

また、癒着が無くても炎症があるだけで子宮の環境が悪くなり、妊娠しにくくなると言われています。

さらに、卵巣に子宮内膜症ができる「卵巣チョコレートのう胞」も不妊と関係があります。

現代医療の分野では発症する人としない人の違いがどこにあるのかはっきりしていませんが、冷えやストレスからくる免疫の狂いが関係しているのではないかと考えられます。

現代女性は、多産だった時代に比べると約10倍の月経回数を40年間過ごしているといわれます。

月経周期に伴って生じる女性ホルモンの変動に揺さぶられ続けているため、自律神経や免疫、メンタル面などにさまざまな影響、誤作動がおこっても不思議ではないといえます。

ホルモン療法によって不調や痛みの緩和をされている方も多く、婦人科では症状の重い人には積極的にホルモン療法をすすめています。

ホルモン剤の服用でコントロールできることはとても便利で有難いことですが、それは根本的な治療とはいえません。

当店では、血質・血流を改善し、免疫の力を整えて正常細胞を活性化することで子宮内膜症を克服された症例がございます。

ぜひ、ご相談ください。

                             嵐山店 ひかり

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春っぽくなってきたかな?

朝の散歩で清凉寺に行ってきました。

往復で約5000歩の距離です。

お寺に着いてお参りしていると、どこからか鳥の声が聞こえ行ってみると、梅が咲いているのを見つけました。

鳥の写真も撮りたかったのですが、気づかれて飛んで行ってしまったようです。

                             嵐山店 ひかり

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節目

先日、松尾大社の節分祭に行ってきました。

まず、鬼の神楽がありました。

鬼のお面も一体一体違った顔と、装飾の違った衣装で面白かったです。

顔が怖かったので、小さな子どもにはとても怖いと思います(笑)

その後豆まきがあり、袋に入った豆とみかんがまかれました。

私は豆3袋しかキャッチできませんでした(;’∀’)

が、近くにいた親切な方がみかんを分けてくださいました。ありがたや(^-^)

太陰太陽暦では立春に最も近い新月を元日とし、新年の始まりであることから、一般的に立春の前日に節分の行事が行われるようになりました。

いにしえより「季節の変わり目は邪気が入りやすい」と考えられ、また「この時期(2月上旬)はまだ寒く体調を崩しやすい」ことから新年を迎えるにあたって、邪気を祓い清め、一年間の無病息災を祈る行事として追儺(ついな)という行事が行われてきました。

追儺は、元々は大陸より伝来し宮中でおこなわれていた行事でしたが、のちに民間でも、年の瀬と初めに厄鬼を祓い無病息災を祈願するで行事と結びついて節分祭となりました。

陰陽五行でもこの時期は、”温病(うんぴょう)”に留意するべし、といわれます。

温病とは、冬に寒気にあてられてすぐ発病することなく、春の温暖の陽気に誘発されておこる、さむけをともなわない熱病のことをいいます。

温病(うんびょう)の原因は冬の不養生とされます。

症状として多いのは、体中が熱し、頭痛し、嘔吐し、あるいは皮膚にかさを生じたりします、といわれています

全身の血を流し、余分な熱をとる作用のある動物生薬などをうまく取り入れて、元気に過ごしましょう(^^♪ 

                             嵐山店 ひかり

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2月 腸内細菌とアレルギー

2月になりましたね。

能登半島地震から1ヶ月経ちました。

被災された方々にとって平穏な日常が戻るには、まだまだ時間がかかりそうですが、少しずつ復興に向けて動き出している様子をテレビで見ると、ほっとします。

気温も少しずつですが、暖かくなってきたような気がします。

暖かくなってきたので動き出したくなりますが、動き出したくなるのは人だけではありません。

それは花粉です。

早い人は既にムズムズとなり始めていると聞きます。

まだ症状が出ていない方も、いまのうちから予防が大切です。

花粉症対策には腸内細菌が注目されていますね。

腸管免疫は最大の免疫器官ともいわれ、感染防御やアレルギーの抑制、がん治療薬の効きなどにも関わることがわかってきています。

今日は腸内環境とアレルギーの抑制について、触れたいと思います。

私たちの健康を支えるためには、カラフルなお花畑のような「腸内フローラ」=「腸内細菌叢」が重要です。

豊かな腸内細菌叢の中には、アレルギーを引き起こす誘因となる免疫細胞のバランスを整えるものがあります。

それは、乳酸菌・ビフィズス菌、そして酪酸菌です。

酪酸菌とは、腸に届いた食物繊維を発酵・分解して「酪酸」を作る細菌で、短鎖脂肪酸の一種です。

酪酸を作り出せるのは酪酸菌だけで、酪酸は腸内を弱酸性にすることで、腸内にある悪玉菌が発育することを抑制し、善玉菌がすみやすい環境を作るのに役立ちます。

また、腸内が弱酸性になることによって、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルの吸収性が上がることも分かっています。

腸内細菌代謝物の酪酸は、 腸内を善玉菌が棲みやすい環境にし、腸内フローラを整えるだけでなく、大腸のバリア機能に必要な粘液の分泌を促して、アレルギーや過剰な免疫反応を抑制する「Tレグ細胞(制御性T細胞:regulatory T cell)」の産生を高める働きが確認されています。

このように短鎖脂肪酸(酪酸)は、大腸のエネルギー源として細胞に働きかけ、有害な菌の増殖を抑制したり、肥満予防や腸の炎症予防、免疫機能の調整など様々な健康効果で注目されています。

腸内の酪酸を元気にしておくのに効果的なのは、乳酸菌、ビフィズス菌とともに腸内細菌が利用できる発酵性食物繊維をしっかり摂っておくことです。

発酵性食物繊維とは、腸内細菌がエサとして利用できる食物繊維のことです。

当店では、これらの植物酵素やビタミンやミネラルを効率良く摂れる商品を複数ご用意しております。

アレルギー症状の改善は、腸内環境と深く関わっています。

それぞれのお客様に合った商品をお勧めしていますので、お気軽にご相談ください☺

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文明病②

病院に行くとコレステロール値が高いといわれて、コレステロールを下げる薬を飲んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

コレステロールが高くなるのも現代的な心身の崩れからくるものです。

しかし、コレステロールも下げればいいというものではありません。

悪玉コレステロール(LDL)は、身体を調節する男性ホルモンのテストステロンや女性ホルモンのエストロゲン、若返りホルモンのDHEA(※ 身体の中で炎症を抑えたり、インスリンの働きを助けて糖尿病になるのを防いだりといった、様々な働きを持つホルモン) 、抗ストレスホルモンのコルチゾールなどの大事なホルモンの材料になっています。

LDLが低すぎる方が病気になりやすく、むしろ少し基準値より高い方が良いという研究もあります。

実は本当に悪者なのはLDLより超悪玉コレステロール(small dense LDL)です。

超悪玉は、古く酸化したコレステロールのことです。

中性脂肪が高いこと、インスリン抵抗性が高いこと、肥満などが、超悪玉が増える原因となります。

超悪玉は血中滞在時間が長いため、酸化され、形が小さいので血管の中に入り込んで有毒化し、血管壁に溜まって、プラーク(こぶ)を作る原因物質になります。

現代的なダメージ(ストレスや睡眠不足)の蓄積で、甲状腺機能が低下しやすいことが分かっています。

甲状腺ホルモンには、新陳代謝の過程を刺激し促進する作用があるので、甲状腺機能が低下すると身体に様々な不調をきたし、胆汁酸の合成もうまくいかなくなります。

また、肝臓が慢性的に炎症を繰り返しているとインスリン抵抗性が高くなってしまいます。

増えた超悪玉は小さく、肝臓で回収しずらくなり、その悪循環で肝臓が疲労します。

肝臓が疲弊すると、LDL受容体からコレステロールの回収がしずらくなり、胆汁が作れなくなります。

胆汁には、古くなった赤血球や過剰のコレステロールなどを排出する役割もあります。

胆汁に含まれる胆汁酸塩は、脂質の消化を容易にします。

ですので、肝臓の働きが悪くなると、身体に超悪玉コレステロールが蓄積されていきます。

肝臓機能を上げてコレステロールを回収できるようにすること、肝臓が炎症を起こさないような身体づくりをすること、甲状腺機能が低下しないようにして胆汁を出るようにすること、中性脂肪が上がらないように代謝能力を整えることが必要です。

それらの機能を回復するために、活性スクワレン『サメミロン』がお役に立ちます。

スクワレンには、酸素を全身に運ぶ働きがあります。

肝臓の脂質代謝が良くなり、脂肪をきれいにして炎症が起きないようにサポートします。

酸素が使えることで代謝が上がり、炎症が起きてもそれをケアし、体温が上がります。

炎症も酸化も直接抑えるというより、それが起きない細胞、体内環境にしてくれます。

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五臓と食材

「医食同源」や「薬食同源」という言葉を耳にした方は多いと思います。

私たちの食生活と病気には深い関係があるということを説明した言葉です。

漢方の考え方である「五行説」でも、食物について述べています。

下記の図のように、自然界のあらゆるものは「木・火・土・金・水」の要素に分けられ、五臓「肝・心・脾・肺・腎」は、木は肝、火は心というようにそれぞれ対応しています。

五臓の弱りには次のような食材をとることが勧められています。

(肝)酸味・・・梅干し、レモン、酢など

(心)苦味・・・緑茶、フキ、ゴーヤ、春菊など

(脾)甘味・・・キャベツ、人参、リンゴなど

(肺)辛味・・・葱、唐辛子、ニンニク、生姜など

(腎)鹹味(かんみ)・・・味噌、ぬか漬け、海藻類など

食物は五つの性質「熱性」、「温性」、「平性」、「涼性」、「寒性」に分けることができます。

身体を温めるのは「熱性」、「温性」で、「熱性」になるほど温める性質は強くなります。

反対に、身体を冷やすのは「涼性」、「寒性」で、「寒性」に向かうほど冷やす性質が強くなります。

「平」は温めも冷やしもしない性質です。

「熱性」、「温性」の食材には、次のようなルールがあります。

①色の濃いもの(黒いもの、赤いもの)

②地下に伸びていく野菜

③寒い地方で採れるもの

この時期はまだまだ寒い日もありますので、身体を温める食材を使った料理がお勧めです。

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1995.1.17

今日で阪神淡路大震災から29年となります。

今年は元旦に能登半島地震が起きたので、この日のことをより一層思い出している方も多くいらっしゃることと存じます。

私はその年の暮れに生まれているので、実際には経験していませんが、家族や学校の避難訓練の際に当時の話をよく聞いていました。

いざという時に備えて、水や非常食など防災対策をしておかないといけないと思いました。

また、避難場所や経路など、家族との連絡方法なども確認しておくことが大切と感じました。

被災地の方が早く普通の生活に戻れますように。

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『どんど焼き』

お正月の飾りつけをするのは、基本『松の内』までといった考え方がありますが、地方によって期間が違います。

関東は『1月7日』まで、関西は『1月15日』までです。

昔の日本は地方によって松の内が異なるということはなく、皆が同じ15日に正月の飾りを外していたそうです。

取り外されたしめ縄は、神社や地域によっては、1月15日の小正月に「どんどん焼き」や「どんど焼き」、「左義長(さぎちょう)」と呼ばれる火祭りでお焚き上げをしてもらいます。

と、いうことで氏神様の松尾大社に行って、しめ縄をお焚き上げしてもらいました。

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単なる疲れにも”牛黄”

病名がつかない体調不良に悩むことはありませんか?

風邪でもインフルエンザでもないため、『単なる疲れ』と表現したところでさぼっているように思われ罪悪感に近い気まずさを覚えます。

実際に休めない状況がある、休めるが休むための理由を考える・・・これだけでもうんざりして、無理して身体を動かしてしまうこともありますよね。

疲労感は、疲れと身体の代謝力が低下していることと関係しています。

長い目で見れば疲れはためず、たまった疲れは早めに解消しておく方が利口です。

そこで牛黄(ごおう)の出番です!

疲労感は、疲れと身体の代謝力が低下していることと関係しています。

例えるなら疲れはゴミ屋敷のゴミです。

牛黄の開竅作用は、そのゴミ処理を手伝ってくれます。

疲れた身体で無理をするのではなく、牛黄ですっきり身体を整えましょう(^^♪

                             嵐山店 ひかり

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