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安藤漢方薬局ブログ

スクアレン

先日、サメミロン(活性スクアレン)の勉強会に参加しました。

スクアレンは酸素を運ぶはたらきがあることで知られていますが、その作用機序は、免疫調整・強化作用、細胞賦活作用、抗酸化(浄化)作用、浸透作用、鎮痛作用、殺菌作用などとても幅広いものがあります。


スクアレンは深海サメの脂質ですので、脂(あぶら)というイメージを持たれていますが、実は不飽和炭化水素という物質です。

体内で水素と結びつき安定して巡り、糖代謝やアミノ酸合成にも関わっていることがわかっています。

自律神経の乱れや不規則な食事・生活習慣のために糖のエネルギー代謝がこわれていると、細胞の中のミトコンドリアは活性を失って、生体を維持するためのホルモンやビタミン、細胞膜などが作れなくなります。

スクアレンは私たち人間の体の中にも存在していますが、加齢や化学薬品などの影響で減ってしまいます。

体の中の代謝物を作り、コレステロールのバランスを整える働きがあります。

コレステロールと聞くと悪いものという印象をお持ちの方が多くいらっしゃると思いますが、実は体にとってとても大切な働きをしています。

男性ホルモン、女性ホルモン、副腎皮質ホルモン、活性ビタミンD3、胆汁酸成分などを作り、生体膜の合成材料でもあります。

ですので摂りすぎた場合は脂質異常、動脈硬化、心筋梗塞に注意といわれてしまいがちですが、不足した場合には、免疫力の低下、脳出血やがんのリスクが高まります。

コレステロール値は下げればよいというものではなく、HDLコレステロールとLDLコレステロールのバランスが大切です。

肝臓でさまざまなものに合成され、体の各機能をささえます。

また、異常に蓄積したコレステロールを除去する働きもあります。

スクアレンは、コレステロールの働きをコントロールするような物質といえると思います。

嵐山店 ひかり

自己免疫疾患、糖尿病、免疫低下のご相談は、京都市 西京区 安藤漢方薬局