本日ご紹介するのは、赤松葉です。
マツ科の常緑針葉樹で、赤褐色の樹皮のためアカマツと呼ばれています。
生薬としては、幹の皮をはぎ、傷をつけて染み出てくる松脂(しょうし:まつやに)、松の実の海松子(かいしょうし)、新芽の松葉とそれぞれ利用します。
古くから「仙人の食」といわれ、仙人の修行の際、五穀を絶って主食として松葉や松実を食したことから、不老長寿が得られると言い伝えられ、手足のしびれや麻痺、関節痛、湿疹、胃炎、浮腫、心筋梗塞・動脈硬化・脳卒中・認知症の予防、虫歯、歯槽膿漏、便秘にと幅広く活用されてきました。
クロロフィル・テルペン精油・ビタミンA・ビタミンC・ビタミンK・ケルセチン(フラボノイド)などの成分を含有しています。
なかでもクロロフィルは養血・活血作用があり、テルペン精油には血液内のコレステロールの除去や固まった血液を溶かす作用があり、ケルセチンとビタミンCには血管壁を強くする働きがあります。
嵐山店 ひかり