岐阜の先生が唐招提寺に植えられた和ハッカがとても元気に繫茂したので、少し分けていただきました。
昔はどこにでもあった和ハッカだそうですが、今はセイヨウハッカの勢いに押されて、少なくなっているそうです。
和ハッカはやや湿気のある草地に自生する多年草で、全体的に芳香があります。
特に茎葉に精油のハッカ油を含んでおり、精油成分には、大脳皮質や延髄を興奮させる作用があり、発汗、血液循環を促進させる働きがあります。
外用すると局所的に血管を拡張させる作用から、筋肉の緊張や痛みを和らげる働きをします。
古くから胃腸薬や鎮痛薬、香料として使用されてきました。
秋の開花期に、茎葉を刈り取って陰干しにしたものが薄荷(はっか)と称する生薬、葉だけのものは薄荷葉(はっかよう)と称し、薬用や製薬原料、浴湯料などに利用します。
当店でも人気の胃薬『ササイサン』にもハッカが使用され、服用後に清涼感があり、良く効きます。
嵐山店 ひかり