ひな祭りは、女の子のすこやかな成長と健康を願う、「桃の節句」「上巳の節句」の行事です。
節句とは別に、日本の公家には「ひいな(ひな)遊び」という幼い女の子の遊びがありました。
公家風のみやびな香りを漂わせるひいな遊びは、武家や裕福な町人の間で流行し、だんだんと上巳の節句と結びついて、ひな人形を楽しむ習慣が生まれたようです。
「早くお雛様を片付けないとお嫁にいけないよ」と子どもの頃に親から言われた方もいると思います。
「きちんと片付けができるように」という願いを込めた言い伝えですね。
京都で作られる「京雛」と、関東で作られる「関東雛」があり、 かつて宮廷では左側が位が高いとされたので、京雛では「みかど」が左、「お妃さま」が右の座り方になっていました。
嵐山店 ひかり