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安藤漢方薬局ブログ

免疫学者の

多田富雄先生が亡くなられました。国際的な免疫学者で、この世界に多大な貢献をされた方でした。
免疫とは先生の言葉を借りると、「自己」と「自己でないもの(非自己)」とを識別して「非自己」を排除して「自己」の全体性を守ること。
つまり自分に悪影響を及ぼす恐れのある自分以外のものを見極めなければならないとてもハイレベルな能力なのです。
口から入る食べ物も基本的には異物であるのに、うまく寛容で受け入れますが同じく口から入ってきたウイルスなどは敵として攻撃します。
この判断能力が弱っている人は、例えば花粉症のように本来そんなに反応しなくてもよい花粉に過剰に攻撃を仕掛けてしまい鼻水などの症状が出ます。
逆に本当は攻撃しないといけないガン細胞をスルーしてしまうと数年でガンの腫瘤になってしまいます。免疫とはバランスが極めて大事なのです。
免疫学については多田先生の本などで勉強させていただいたこともたくさんありました。ご冥福をお祈りします。
(桂店 ともき)