「医食同源」や「薬食同源」という言葉を耳にした方は多いと思います。
私たちの食生活と病気には深い関係があるということを説明した言葉です。
漢方の考え方である「五行説」でも、食物について述べています。
下記の図のように、自然界のあらゆるものは「木・火・土・金・水」の要素に分けられ、五臓「肝・心・脾・肺・腎」は、木は肝、火は心というようにそれぞれ対応しています。
五臓の弱りには次のような食材をとることが勧められています。
(肝)酸味・・・梅干し、レモン、酢など
(心)苦味・・・緑茶、フキ、ゴーヤ、春菊など
(脾)甘味・・・キャベツ、人参、リンゴなど
(肺)辛味・・・葱、唐辛子、ニンニク、生姜など
(腎)鹹味(かんみ)・・・味噌、ぬか漬け、海藻類など
食物は五つの性質「熱性」、「温性」、「平性」、「涼性」、「寒性」に分けることができます。
身体を温めるのは「熱性」、「温性」で、「熱性」になるほど温める性質は強くなります。
反対に、身体を冷やすのは「涼性」、「寒性」で、「寒性」に向かうほど冷やす性質が強くなります。
「平」は温めも冷やしもしない性質です。
「熱性」、「温性」の食材には、次のようなルールがあります。
①色の濃いもの(黒いもの、赤いもの)
②地下に伸びていく野菜
③寒い地方で採れるもの
この時期はまだまだ寒い日もありますので、身体を温める食材を使った料理がお勧めです。
嵐山店 ひかり
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