本日は薬用人参(オタネニンジン)を紹介します。
ウコギ科パナックス・ジンセングの根です。
強壮薬として使われる四大人参のひとつで、主な原産地は朝鮮半島と朝鮮民族が多く住む中国の東北地方です。
パナックスとは「すべてを治療する万能薬」という意味のギリシャ語で、ジンセングは中国語の「人参」の発音からきています。
日本に入ってきた時、大変高価なものだったので、江戸幕府が人参の栽培を諸藩へ奨励した際、種は「御種」と呼ばれ、それが日本名オタネニンジンの由来になったそうです。
20種類のサポニンを含有しており、代表的な補気薬です。
疲労回復して抵抗力を高める。体を温めて新陳代謝を活発化。血液の流れをスムーズにし、胃腸の働きを助ける。神経・精神を安定させ、強心作用があります。
疲労・体力低下・記憶力低下・冷え症・胃腸虚弱・性機能低下といった場合によく使われています。
嵐山店 ひかり