昨日は、4年ぶりとなりました葵祭が挙行されました。(本来は5月15日に行われますが、気象状況により翌日に順延されました。)
この祭礼はもともと賀茂祭と呼ばれ、起源は約1400年前(欽明天皇)の頃にさかのぼります。
その昔、凶作による飢餓・疫病が流行したため、天皇が勅使をつかわし「鴨の神」の祭礼を行ったのが起源とされます。
江戸時代になると装飾のために葵の葉を使うようになり、葵祭という呼び方が定着したそうです。
本来は勅使が下鴨、上賀茂両神社で天皇の祝詞を読み上げ、お供えを届けるのが目的のお祭りですので、久しぶりの祭礼のため上皇ご夫妻が入洛されたことは、意義深いことと思います。
私はテレビで拝見しましたが、祭礼に使用される装束の着付けや調度などは平安時代の文物風俗を忠実に再現されているそうで、特にいつも注目される斎王代の雅な美しさにはため息がでる想いがしました。
このように歴史あるお祭りが、再び催行されるようになったことを嬉しく感じます。
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嵐山店 ひかり