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安藤漢方薬局ブログ

伝統生薬の学術研修

昨日は伝統生薬の学術研修に参加してきました。

約3時間、黄帝内経・本草綱目・神農本草経などの古典を紐解いての講義でした。

沢山の内容の中で特に印象に残ったことは、

◆センソはアジヤヒキガエルの耳腺の分泌物を乾燥させたもので強心作用に優れている。

心臓に負担をかけずに心筋収縮力を高め、心拍出量を増加させる物質ですが、作用後は速やかに代謝されます。

◆腎陰虚と腎陽虚の違い:腎には腎陽と腎陰が蓄えられています。

腎陰は陰液の根源:腎陰は予備として蓄えられた水分のもと⇒津液の源

陰陰虚(のぼせタイプ)

頭のふらつきやのぼせ、イライラ、不眠、耳鳴り、口や皮膚の乾燥、のどの痛み、頬の紅潮、腰がだるく無力、手足の熱感、寝汗

腎陽は陽気の根源:腎陽は生命力を体内に供給する原動力となるもの ⇒熱源

腎陽虚(冷えるタイプ)

寒がり、手足が冷える、夜間尿、浮腫、腰がだるい、痛む、精力減退

◆膠原病

膠原病は皮膚、骨、血管、内臓などを形成するタンパク質の一種である‘コラーゲン‘に炎症や変化が生じることによって全身の様々な臓器に病変を引き起こす病気の総称。線維化が特徴。

など興味深い事柄がたくさん聴けました。

店頭で、お客様の訴えにより耳を傾け、問診・ご相談に生かしていきたいと思います。

嵐山店 みさお